2011年03月19日

原子力発電のこと

今回の大地震により、福島第一原子力発電所で起きている
事故について連日報道されていますが、原子力発電について
自分でもほとんど詳しいことは知らなかったのだと、
反省しています。

この事故を機会にいろいろ調べてみて、やっと原子力発電というものが
どういうものかということを、概略ではあるが知ることができました。

何億分の1秒というものすごいスピードで核融合を起こさせて
そのエネルギーを破壊に使うのが原子爆弾。
核融合をコントロールし、その際発生する熱を利用して
水蒸気を発生させ発電機のタービンを回して電気を生み出すのが
原子力発電。

その際高温の水蒸気が発生しますが、高熱すぎるのでタービンを
回すのに適切な200度くらいの温度に下げなければなりません。
この冷却に大量の水が必要となります。原子力発電所が
海や川、湖などの近くに建設されるのはそのためです。

原子爆弾も原子炉も原理は同じです。ゆえに原発はそれなりの危険性を
抱えているということです。しかも驚いたのは使用済み核燃料は消してからも
発熱を続けそこからは大量の放射性物質が排出されます。
使用した後も冷やさなければならないのです。しかも最低10年は
冷却し続けなければならないとは驚きです。この間に冷却に失敗すると
燃料棒が融けて大量の放射性物質が発生する大事故になります。

今回この冷却装置が地震で使用できなくなったため、このような事態に
なったというわけです。

お恥ずかしい話しですが、今回初めて知ったのは、この使用済み
核燃料の廃棄システムが未だ確立されていないということなのです。
これを再処理工場でウランとプルトニウムを取り出し、後の廃液を
高温で溶かしたガラスに混ぜ込み閉じ込めたものをガラス固化体と
いいますが、この最終的な高レベル放射性廃棄物の捨て場所が
まだ確立されていないのです。

しかもこの廃棄物も原子核の壊変(崩壊)は続き、崩壊熱が出るため、
冷却(空冷)を30年〜50年も行わなければなりません。もちろ放射性物質を
多量に含み、この固化体が作られた直後は、表面で14,000シーベルト/時という
ものすごい量の放射線量なのです。これは2秒間浴びると100%の人が
死亡するという被曝線量です。これが50年経ってやっと6分の1くらいに
減るということです。

青森県の六ヶ所村と茨城県の東海村に、この危険な
高レベル放射性廃棄物が相当な数、保管されています。

このように原子力発電というのは、危険なうえ、廃棄物の処理に要する
時間と費用を考えるとかなり効率の悪い発電方法かなと思います。
今稼動している発電所はともかく、これから新しい原子力発電所は
作るべきではないと思いますね。時間と費用がかかっても太陽光発電の
ようなものを実用レベルになるように開発されることを期待します。

 


ラベル:原子力発電所
posted by Aregro at 18:36| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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